「ちーまま」こと横田千春とは?
「YouTubeで出てくる『ちーまま』ってどんな人?」
「『ちーままの物販スクール』ってどんなの?」
物販のスクールを調べていると、いろいろな情報が出てきます。
中でも子育て中のママから人気なのが『ちーままの物販スクール』です。
ちーまま自身も小さなお子さんを育てながら物販スクールを経営しているとのことですが、いったいどんな人物なのでしょうか?
今回は『ちーままの物販スクール』の実態について調べてみました。今後のスクール選びの参考にしてみてくださいね。
ちーままのプロフィール
ちーままのプロフィールについて調べてみました。
名前 | ちーまま(横田 千春) |
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年齢 | 1987年生まれ(36歳) |
経歴 | 高校卒業後、手取り9万円のアパレル店員として働く。
物販スクールに入会、副業でメルカリ物販スタート。初月で10万円を稼ぐ。 1年で収入が10倍になり、株式会社を設立。法人3期目。 |
実績 | お家で学べる物販スクール運営(卒業生2,000人)・新聞、雑誌掲載、書籍出版 |
その他 |
Twitterフォロワー 1.4万人
YouTube登録者数2.61万人
Instagramフォロワー1.8万人
TikTok 6,500フォロワー
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書籍の自己紹介によると、ちーままはアパレル店員をしていた19歳の頃に父親を亡くしています。
結婚して1児をもうけるも夫のモラハラが原因で離婚し、幼い息子と母親を養うために昼と夜のWワークを始めます。
状況を改善したいと思うも100万円の投資詐欺に遭い、さまざまな副業に挑戦しますがなかなか稼げずにいました。
そして「これが最後」と物販スクールに入会。副業でメルカリ物販をスタートし、初月で10万円を売り上げます。
そこから6ヶ月で脱サラし、1年後には株式会社を設立し現在に至るとあります。
ちーままは怪しい?
ちーままが怪しいといわれるのは以下の理由からだと思われます。
- 株式会社を設立とあるが、会社名も法人番号も出てこない。
- 新聞、雑誌掲載とあるが、どの新聞や雑誌なのかは不明。
- ちーままにつながる情報は全てLINEのお友達登録をしてからになる。
通常株式会社を運営しているのならば、会社のHPなどに基本事項を載せなければなりません。社名(商号)、事業目的、所在地、資本金などがそれに当たります。
しかしちーままの物販スクールは、会社のHPはもちろん会社名すら出てきません。
これでは本当に会社が存在しているのかもわからないので、怪しいといわれても仕方がないといえるでしょう。
また、新聞・書籍掲載とありましたが、こちらについてもどの新聞・雑誌なのかの明記はありませんでした。
もし本当に掲載されているのならば「どの出版社から取材を受けた」と書かれているはずなので、こちらも真偽の程は不明です。
書籍についてはAmazonからデジタル版なら0円、ペーパーバックなら880円で読めるようになっていて、内容はTwitterのプロフィールやnoteに書いてあることとほぼ同じでした。
YouTubeやTwitterもよく更新されていますが、全て詳しいことは公式LINEを通じてのやりとりからになります。
LINEを登録しないと詳しいことがいっさい聞けない、というところがちーままは怪しいといわれるゆえんといえそうです。
ちーままがSNSで発信している内容
ちーままはSNSで、主婦でも在宅で稼げる方法としてメルカリを使った物販を紹介しています。
「物販は再現性が高く、やり方次第では初月から高収入が得られ、将来的には独立も目指せる」と謳い、詳しい内容は公式LINEを通じて、という流れでスクールに勧誘しているようです。
在宅ワークを本業にする方法を発信
またちーままは、「子育てで思うように外で働けない」「もっと子どものそばにいたい」というママたちを中心に、在宅で稼げる方法を発信しています。
確かに在宅で稼げるようになれば上の2つが同時に叶うので、ママたちにとっては嬉しい情報になるでしょう。
夫の稼ぎだけでなく、自分が主体となって経済的に自立したいという人向けの動画もあり、ママの自立を応援するものとして多くの共感を呼んでいます。
ちーまま(横田千春)が教えている物販はメルカリ転売
ちーままさんが教えている物販はフリマアプリ『メルカリ』を使った転売になります。
メルカリを使ってどう稼ぐのか、仕入れ先はどこなのかを調べてまとめました。
メルカリ物販とは
メルカリ物販とは、アパレルやバッグなど形のある商品を仕入れ、メルカリを使って販売して、その差額で収益を得るビジネスのことです。
メルカリ物販の特徴としては次の4つが挙げられます。
- 利用者数が多い
- 1点から無料で出品できる
- 出品者へのサポートが充実している
- 出品した順番に上位表示される
1.利用者数が多い
フリマアプリはラクマやヤフオクなど多くの種類がありますが、中でもメルカリは国内で一番使われているフリマアプリです。(ユーザー数22,000人)
利用者数が多い=売れる確率も高いので、物販を始めるならメルカリの登録は必須となります。
圧倒的に始めるのが簡単で、出品から購入者とのやりとりまでスマホ1台で完結できるのも魅力の一つです。
2.1点から無料で出品できる
メルカリは登録料や月会費もなく、誰でも無料で利用できます。売る点数も何点から出品可能などの縛りもなく、1品から出品が可能です。
売れたときには手数料として売り上げの10%が引かれますが、売れなくても追加で費用がかかる心配はありません。
3.出品者へのサポートが充実している
出品がとても簡単で、梱包資材が身近なところですぐ手に入りやすいのもメルカリで物販をしやすい理由です。
梱包資材はコンビニなどで専用のものが売ってあり、足りなくなってもいつでも買いに行ける安心感があります。
発送費も郵便局やヤマト運輸と提携しているので、安く抑えられるのもポイントです。匿名でのやりとりも可能なので、住所や名前などの個人情報を出したくない人には便利ですね。
またメルカリポストという、レジに並ばずに非対面で発送できるポストがあります。コンビニやドラッグストアに設置されていて、買い物ついでに出せるのでこちらも利用する人が多いです。
4.出品した順番に上位表示される
メルカリでは最新の出品物が上位に表示されます。
評価が高い順だと初心者には不利ですが、出品した順番なら購入者の目にも留まりやすく、初心者でも見てもらえる可能性が高くなります。
購入者の目に留まりやすくなるほど売れる確率が上がるので、初心者にはありがたいシステムですね。
メルカリ物販では禁止事項もあります。利用する場合は注意点をしっかりと確認した上で物販を行うようにしましょう。
アリババで中国輸入する仕入れ
アリババとはジャック・マー氏が1999年に創業した会社で、中国のEコマース企業「Alibaba Group」が運営するECサイトです。
ちーままの物販スクールでは、アリババからラクマートという日本の代行業者を通して仕入れをしています。
そして中国輸入で安く仕入れた商品をメルカリで転売し、その差額が利益となります。
特徴としては次の3つです。
- 卸値価格のため安く仕入れられる
- 大量の商品の中から大量に仕入れられる
- 直接価格の交渉が可能
1.卸値価格のため安く仕入れられる
アリババはもともと中国国内のBtoB(企業間取引)を想定して業者が出品しているので、卸値価格で購入できる場合が多いです。
国内のものよりも仕入れ値を安く抑えることができるため、転売したときに利益を出しやすいのが中国輸入販売の大きなメリットです。
2.大量の商品の中から大量に仕入れられる
取り扱うジャンルが豊富で、商品数が多いのもアリババの特徴です。
大量に仕入れればその分仕入れ単価が安くなり、利益率が上がります。まとめ買いをしたい場合にはアリババは打ってつけです。
また国内では手に入りにくいような商品もあるので、他の人が出していないような商品を出すことで差別化を図ることもできます。
3.直接価格の交渉が可能
工場や卸業者が直接出品しているので、アリババでは単価やロット数などの交渉も可能です。
初めから値下げやロット数指定の交渉は難しいかもしれませんが、うまくいけば少量で安く仕入れられる場合もあります。
リサイクルショップで店舗仕入れ
物販での仕入れは、セカンドストリートやブックオフなどのリサイクルショップに直接行って仕入れることもあります。
YouTubeではちーままさんがセカンドストリートで、ブランド物のアパレルを仕入れている動画がアップされています。
アパレルであれば、どういったブランドのどんなデザインや色味が高く売れやすいかなどを解説していました。
ショッピング感覚で手軽に行けて、直接ものを見て判断できるのが店舗仕入れのメリットですね。
ちーままのLINE登録で無料セミナーに参加できる
ちーままのSNSからLINEにお友達登録をすると、無料でセミナーに参加することができます。
セミナーはZoomを使ったオンラインで行われ、メルカリ物販についての基礎や中国輸入ノウハウなどを話されています。
ちーままの物販スクールの費用・料金は?
ちーままの物販スクールの費用や料金を調べたところ、残念ながらインターネットや書籍からは情報は得られませんでした。
詳細はLINE登録をした後の個別メッセージのやり取りで明かされる可能性があります。
しかしすでに上で述べたように、きちんとしたスクールを運営しているならば、誰でも見られるように情報を開示するべきです。
ちーままの物販スクールはおすすめ?稼げる金額は?
ちーままは動画やSNSで生徒が初月から高収入を得たり、家族で物販に取り組んでいる様子をよくあげています。
その様子を見る限りでは、確かにさまざまな物販のノウハウを駆使して利益を上げているように見えます。
では実際に本当におすすめできるスクールなのかを検証していきましょう。
カリキュラムやサポート体制が明示されていないので不明
本来きちんとしたスクールを運営しているのならば、どんなカリキュラムが組まれていて、何が学べるのかを会社のHPなどで明示する必要があります。
しかしちーままの物販スクールではそういった情報はありませんでした。
サポート体制や講師がどんな人かも、直接本人から教えてもらえるのかも全く不明なので、入った後にどういう流れで稼げるようになるのかはわかりませんでした。
実績者は豊富で稼げている人はいる
実際にちーままの母親はメルカリ未経験でしたが、58歳から物販を始め、初月から10万円稼いだと動画にはありました。
他にもYouTubeの『生徒さんの実績』の動画では「2児のママが1日3時間で月105万円稼いだ」「シングルマザーが中国輸入で月100万円稼ぐ」といった動画が多数あげられています。
ただし稼いだ人が本当に「ちーままの物販スクール」の生徒かどうか、転売で稼いだものかどうかを証明するものはありません。
そのため、スクールの実績として信用できるかは判断が難しいところです。
口コミや評判は少ない
ちーままの物販スクールは卒業生が2,000人とありますが、ネットで調べても口コミや評判は驚くほど見つけられません。
試しにTwitterで「#ちーまま 物販」「#ちーまま メルカリ」で探してみましたが、検索結果はありませんでした。
YouTubeやSNSで実績をアピールしているなら、何らかの良い口コミや評判があってもおかしくないはずなので、やや不自然ではあります。
ちーまま(横田千春)物販スクールの口コミ
繰り返しになりますが、ネットやTwitterで「ちーまま 物販」を調べても口コミは見当たりませんでした。
スクールを選ぶには口コミや評判がいいか、悪い口コミにはどんなものがあるかのチェックをしたいですよね。
そういった判断材料が少ない分、ちーままの物販スクールが本当におすすめかどうかがわかりにくくなっています。
ちーまま(横田千春)の物販スクールに入るメリット
ちーままの物販スクールに入るメリットとしては以下のようなものです。
- 在宅で稼げるようになる
- メルカリを使った物販のノウハウが学べる
- 初月から利益が上げられる
しかしこれらは他のスクールや動画からでも学ぶことができます。
どうせ同じ学ぶなら、しっかりとした運営元があるスクールでカリキュラムに沿って学びたいものです。
よって、ちーままの物販スクールのメリットはあまりないといえそうです。
ちーまま(横田千春)の物販スクールに入るデメリット
一方でデメリットについてもあげてみましょう。
- 料金やカリキュラム、講師の実績など不明点が多い
- 返金保証やいざというときの連絡先が不明
- 公式LINEに登録しないと情報がわからない
特に返金保証やいざというときの連絡先がわからないのは、大いなる不安材料です。
LINEのやり取りだけでこれらの不安が全て解決できるとは思えません。
ここでもやはりメリットより、デメリットが目立つ結果となってしまいました。
ちーままの物販スクールまとめ
ちーままの物販スクールは実態や実績が見えづらく、信用がおけるスクールとは言い難いという印象です。
とはいえ、動画では多数の生徒がちーままさんの教えで稼げるようになったといっています。
全てが怪しい訳ではありませんが、もし入会を検討するなら他のスクールと比較してからでも遅くはありません。
物販を学ぶなら、安心できるスクールかどうかをしっかり確認し、稼ぐ前から損をしないようにしましょう。